山口 真穂
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作品タイトル
オリジナル本の帯制作キット“Obitom”の商品企画
テーマ
紙の書籍の魅力を伝えると共に、書籍を通したコミュニケーション手段の提案
↓
書籍の魅力を多角的に分析し、魅力を引き立たせるようなユーザー体験をデザインする
テーマ設定の背景
書籍の魅力について調べていく中で、まずは電子書籍と紙の書籍の違いに着目した。その中でも背表紙と本の帯は特に紙の書籍で果たしている役割が大きいことに着目した。調べていく中で本の帯は日本独自の文化であり、本と読者を繋ぐコミュニケーションツールとなっていると感じたので、今回新しいアプローチを企画した。ターゲットは本の新たな楽しみ方を探している女性。読後にこの帯をつけて本棚に片付けることで、もう一度本を手に取った時に当時の自分と時間を超えて感想を共有しもう一度読み直すきっかけ作りのツールとなればと考えている。本の贈り物にオリジナリティを生み出すもの、電子対応のものなどの展開も想定している。
0116アーカイブ共有
今後の展開について
・仮説の精度は高いのか
・未来予測(変わること変わらないこと)
→これがあることでどうなっていくか→必要なものがみえてくるかも
・ターゲットの心理が本当にわかっているのか
・数を作ることで見えてくるものがあるかも
・逆算して落とし所を考える
→今の技術と現状でどこまでできるか
・UI/UX
→誰に限らずみんなが使いやすいようにしていくべき
・今あるコミュニケーションを見直す
→本当に解決すべきか
・人間の心理
→自分の年相応よりも若い年代に合わせたい(子供服のターゲットは子供ではなくおじいちゃんなど)
・あたたかい気持ち
→人と人とのつながり→メッセージカード→毎日を大切にするきっかけ
・行為が面白い
→何かと掛け合わせる(切手とカレンダーなど)→ビジュアル的にも面白い+新しいを目指す
・本当にその行動するのかな?
→持ち歩く→どんな人が持ち歩くか?(営業職?)→理想だけではなくて現実的にも考える
・あたたかさとつながり
→抽象的な言葉や気持ちはゴールに迷う→検証を行うことで本当にあたたかくなっているか見る
・新しい意味を発見するきっかけ
→新しい発見とは何か?→新しい〇〇→“どういう新しさなのか”追求することでリアリティ
・モヤモヤを取り除く
→愛する、共存する
・自己肯定感に関する卒制が近年多い
→ネガティブ・ケイパビリティ(暗い気持ちを俯瞰すること)
・臨床心理学
→コミュニケーションを通して
・ものを直接的には表現しないが製作者自身は定めておく必要がある
・慈善事業ではない
→マネタイズはどこで行うのか
・情報デザイン学科に囚われなくて良い
→アートに寄りすぎることよりもモノを通してのコミュニケーション
・伝わらない→ディスコミュニケーション
・スペキュラティブデザイン→問題を提起する
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1226展示・講評会
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フィードバック
・本の帯の再解釈
・めんどくさいと思われないようなマニュアル作り
→テンプレシールを入れるのも一案だけどどこまで作るか線引きが難しい
・使用者に委ねすぎているように感じられる。自由度が高い=人によってはハードルも高い
→体験の手助けを
・本を通してどんなコミュニケーションがとりたかったのか、定期的に振り返りながら進めると良い
・アプローチが書店員目線(書籍の売り上げを意識している、セールス感、)なので図書館司書さんなどにインタビューを行ってみても良いかもしれない。編集者さんもそっち寄り?
→純粋に本を楽しんでほしいという目的なら新たな視点が得られるかもしれない
・ストーリー性を持ってもっとアウトプットに繋げるとより見る人に伝わりやすい
・シンプルなアウトプットではあるが面白くなりそうな視点
提案
・あえて時間のかかる仕様にしてみる
→読後の感想を丁寧に書き出すことで、時間の経過が愛着になる
→紙の書籍に対するアプローチなのだとしたら使用者がこだわりを落とし込む時間を作ってあげる
・栞、図書カードなど他の展開
→紐のしおり、色と長さで読後の感情を見える化する→本棚に並べたときのビジュアル
→図書カード、いつ何回読んだのか自分だけの履歴作り
・元々本についている帯の裏側を使ったリメイク
→サイズなど融通がきく
・エクスリブリス(蔵書票)
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・オリジナル帯をつけた状態でフリマアプリで出品してみる
→売れ方、リアクションなど購入者とのフリマを通したコミュニケーション
・図書館などで本の紹介イベントとして帯を作る
→ターゲットを未来の自分ではなく他人にする
→京大近くに本の交換ボックスがあるらしい
・外向けのツール
→本好きマッチング
フィードバック・提案をいただいて感想、今後の展開
アウトプットのツールとして帯にこだわらずに考えていきたい。
誰に向けたものか目的を明確にすること。
1212進捗
商品パッケージデザイン案
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閉じた時に本のようになる
試作サイズは閉じた時にA5サイズ
作ってみて、
本の帯を栞に模したパッケージデザインにできたらと考えていたが、本の帯に対してのサイズが小さいと感じたので、
全体的に大きくする。
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1205進捗
ターゲット:
女性
読書体験を大切にしている女性、独自の贈り物を探している人
商品タイトル案
・おりおび
・マイオビ
・おびでメモリー
・おびでレコード
コピー案
・あなたの気持ちを帯に込めて
・読み直す時の私へ
・一回読んで終わりじゃもったいない!
本と人をつなぐ日本独自のコミュニケーションツール
1128進捗
疋田先生からのフィードバック
・もっと数作った方が良い!
・帯や装丁の分野に絞ったリサーチを行うべきである
(ex:祖父江慎 夏目漱石のブックデザイン
袋綴じ→フランス綴じ フランスの昔の本の形は袋綴じ形式)
・数年越しにみたり、大掃除の時に久しぶりに見かけてときめくかも
→ユーザー体験のストーリーを一回整理してみる
試作品
トレーシングペーパーにすることで本棚に差した時に背表紙の情報の邪魔をしない
ステッカーでテンプレを用意することでめんどくささのハードルを下げる
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プレゼン資料
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1114進捗
実際に図書館で手に取ってみる
↓↓↓
紙の書籍ならではの気づき
・仕掛け絵本
・背表紙
・日焼け
・活版印刷のインク掠れ
・天や小口の加工
(金や模様付き)
・紙の種類
・適当に開いたページから情報収集
・本についた栞の糸
・みんな背の上に手をかけて取り出すのでそこだけボロボロに
・埃っぽい紙の匂い
背表紙で本を選ぶのは紙の書籍ならでは
電子書籍に残った機能と新しくできた機能
1107進捗
本そのものが持つ重みが感じられるのは電子では感じられない
厚み手触りインクの量、
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八木先生のフィードバック
・書籍は昔からほとんど形も変わらずに残り続けてきたからには意味があるのでは
(指で挟んで栞がわりに、図書館の本に挟まっている謎の紙etc...)
・本の帯、栞なども本のデザインの一部
・その辺りも生かしてアウトプットに繋げていけるかもしれない
・電子書籍との違いや紙の書籍のメリットを明確にしてみることから始めたら良いかもしれない
1024進捗
具体的にテーマを言語化する
仮でも対象、ターゲットを設定した方が良い
→
自分にとって知識の源は幼少期から大量に読んできた書籍
そもそも活字離れが進んでいる&電子書籍の台頭で紙の書籍を手に取る人が減ってきた
図書館、書店
学生作品展では“すきま活字”という展示とともにアンケートの実施(不特定多数の幅広い年齢層の方からの回答が欲しいため)
・活字に苦手意識があるか
・1ヶ月以内に紙の書籍を読んだか
・1ヶ月以内に紙の書籍を購入したか
・直近で読んだ作品で面白かった作品があれば教えてください
→他の人の回答を写真撮って帰る方も!一つの交流の場になっていた
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今週の進捗状況
プレ卒で取り組んでみたいこと“言葉を使う” “言語学習が楽しかった”
→コミュニケーションツールとしての魅力を感じているのではないか
中間展示、情報収集の場として学生作品展をワンクッションにしたい。
学生作品展ではtell me about yourselfをテーマにする。
私のことの開示とあなたのことの提示の空間を作りたい
→展示を通して
最終目標としてはコミュニケーションの連鎖になるようなツールや場所の提案に繋げたい
今週の進捗状況
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疋田先生よりフィードバック
・どうやって(手段)どういう人(ターゲット)へ向けて作るのか設定してみる
→方向性が定まるのでは
→Ex.子どもがターゲット(L とRの聞き分けは一定の年齢から難しくなる)
→ その言語にしかない独特の単語表現(윤슬ユンスルー波が光でキラキラする様子)(Ciaoやぁ!日本では使わない)